五行の水性に属し、「水」を象意とします。
天雲から滴った一滴の水は、草木を伝い、岩肌を流れて、大地にもぐりこみ、清水となって再び地上に湧き出し、清流となって険しい流れを下り、あるときは滝となり、あるときは湖となり、長い旅を経て、大河となってようやく雄大な大海へそそぎこみます。このように、その時々で形を変えつつ次第に大きな流れとなる水のような性質がこの星生まれの人の本質です。
一白水星生まれの人は、一滴の水の旅のように、困難と波瀾に満ちた人生になるといわれます。
幼少の頃から心労が多く、親との縁が薄いため、大人びた子供になります。子供らしからぬ冷静さや批判能力の鋭さが、可愛げ無いと受け取られ、特に幼少期は苦労します。
しかし、この星の人は、並々ならぬ忍耐力とねばり強さを持ち合わせているため、困難な状況に陥っても、じっと我慢して、しぶとく克服のための努力を重ねることができます。困難をバネにして人生を切り開き、苦境をチャンスに変えていくことができます。環境適応能力にも優れているので、苦難に押しつぶされることもありません。
また、早くに親元を離れ、居所を転々としたほうが大成するといわれます。一所に留まった水は澱み腐っていきますが、清流の水は澄んで活き活きとしています。転勤や海外赴任は面倒や苦労が伴うものですが、この星の人にとっては、確実に大きな糧となることでしょう。
一白水星の人は、十分な分別があり、冷静沈着で、何事に対しても「大人の対応」ができます。可愛げが無いとされた幼少期の体験を教訓として、対人関係を円滑にするために、環境に応じて自分をうまく装って可愛らしさを演出することができます。
また、苦労人であるため、誰に対しても細やかな心配りができます。
そのため、とても魅力的で、人に好かれます。
しかし、周囲に迎合する様子でいても、その実しっかりとした自分の考えを持っていて、自分のまわりに一定の壁を作って独り冷静に周囲を分析・判断しています。
精神的な孤独を感じて悩みやすい半面、ひとりの時間や自分の秘密を大切にします。何もかもを打ち明けられる友人がいないというのは、孤独だからではなく、必要以上に自分の本当の姿を人に曝さない賢明さを持ち合わせているからで、周囲からはとても愛される人物だという場合が多いです。
そして、繊細で、些細なことにも悩みやすく、傷つきやすい傾向にあります。過度のストレスを抱え込むのは禁物です。とくに女性は愚痴っぽくなりやすいので、気をつけましょう。
この星の一番の特徴であり長所は、忍耐力とねばり強さです。一度始めたことは納得がいくまで止めずに頑張ることができるので、一白の忍耐力があれば成し遂げられないことは無いと言われます。ただし、これが悪い形で現れると、しつこさ、異常な執着心となります。ほどほどで抑えることも時には必要です。
祐気 | 生気 |
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退気 |
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和気 |
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剋気 | 殺気 |
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死気 |
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この相性判断は、あなたの生まれ年を司る本命星から決める相性で、大雑把な目安にすぎません。
月命星および傾斜宮による判断を加味し、あなたと相手との関係(職場の上司と部下、同僚、友人、恋人、家族など)、あなたと相手の運勢(仕事運、上司運、部下運、恋愛運、家庭運など)を総合的に鑑定することによって、より細やかに判断することができます。
また、相性判断は、相手とより良い関係を築く対処法を探るための手段のひとつです。相性が悪いからといって交際を避けるのではなく、相性が悪い相手と仲良くする方法を見つけましょう。