九紫火星

五行の火性に属し、「火」を象意とします。

火は、美しく華々しく燃え上がって、他の物質を焼き尽くして光り輝きます。周囲を明るく照らし出し、暗闇でも先が見通せるようにします。また、太陽に代わって暗闇に光をもたらす火は、人類の文明の端緒でもあり、文化の象徴です。

火のような華々しさと、激しさ、そして、火が与える先を見通す力と火の象徴である知性がこの星生まれの人の本質です。

全体運

九紫火星生まれの人は、鋭い洞察力と美的センスを備えおり、知性と才気溢れる人生になるといわれます。

九紫火星の人は、頭脳明晰で、知的活動を好みます。そして、自尊心が高く、物質的にも精神的にも、上質のもの、高尚なものを手に入れようとして努力するため、目立つ存在として活躍します。

また、男女を問わず、美への執着・関心が強い傾向にあり、自ら美しく装うことに興味があるばかりでなく、芸術に興味を抱いて才能を発揮したりします。しかし、美しさを過度に尊重して、見栄や体裁を作ることに熱中しすぎたり、人を表面で判断して侮ったりすることがないよう気をつけましょう。
この星生まれの人は、自尊心の高さに起因した負けず嫌いの気性から、相手を知れば知るほど対抗意識を燃やし、知性を武器にして相手をやり込めようとするので、人間関係が長続きしないと言われます。他人と親密につきあうよりも、距離を置いたつきあいのほうが良好な人間関係を築くでしょう。そして、一歩譲る優しさが成功の鍵です。
九紫火星の人は、ガラス細工のように鋭敏な心を持っているため、幼い頃から扱いが難しく、周囲は苦労します。親にすら見せない自分の世界を持っていて、しかも頭が良いため、それをうまく隠すことができます。それは、大人になっても続き、九紫の人は全く別の顔、二つの顔をもっているといわれます。

性格

九紫火星の人は、美的感覚に優れ、バランスのとれた知的なおしゃれを楽しみます。金銭的に困難でも、時間に余裕がなくても、何歳になっても、美しく装うことを忘れません。
鋭い観察眼、洞察力をもち、冷静に人や物事を分析します。そのため、核心を突いた言動により人気を博する反面、批判的、嫌味な人物と受け取られたりします。自己顕示欲を満たすために他人の欠点を暴いて攻撃し、敵を作ることにならないように気をつけましょう。

また、冷静な分析・思考をする割には、喜怒哀楽が激しく、激情に駆られるままに怒りを表現して周囲をとトラブルを起こしたりします。特に、女性は、嫉妬心が強くなりがちだと言われます。気をつけましょう。
自尊心が強いということは、自分の品位を保ち、さらなる飛躍を目指す原動力となります。しかし、自分より優れた者を素直に認め、自分と同等の者と切磋琢磨し、自分より劣っていると感じる者を尊重しなければ、他人を追い込み、さらには自分を追い込みます。寛大さが肝心です。

相性

祐気 生気
  • 三碧木星
  • 四緑木星
退気
  • 二黒土星
  • 八白土星
和気
  • なし
剋気 殺気
  • 六白金星
  • 七赤金星
死気
  • 一白水星
  • 生気:あなたが助けられる関係
  • 退気:あなたが助ける関係
  • 和気:平穏無事な関係
  • 殺気:あなたがいじめる関係
  • 殺気:あなたがいじめられる関係

この相性判断は、あなたの生まれ年を司る本命星から決める相性で、大雑把な目安にすぎません。

月命星および傾斜宮による判断を加味し、あなたと相手との関係(職場の上司と部下、同僚、友人、恋人、家族など)、あなたと相手の運勢(仕事運、上司運、部下運、恋愛運、家庭運など)を総合的に鑑定することによって、より細やかに判断することができます。

 

また、相性判断は、相手とより良い関係を築く対処法を探るための手段のひとつです。相性が悪いからといって交際を避けるのではなく、相性が悪い相手と仲良くする方法を見つけましょう。