八白土星

五行の土性に属し、「山」を象意とします。

八白土星の土は、うず高く積み重なった土、すなわち山を意味します。

山は、激しい風雨にさらされても、どっしりと構えて、いつも変わらずそこにそびえ立ちます。どんなに強い風の流れであっても、山が遮断して背後を守ります。

雄大な容姿は、ゆるぎなく、崇高で、人々の畏怖とあこがれの対象になります。このゆるぎなさがこの星生まれの人の本質です。

全体運

八白土星生まれの人は、強堅な意思を持ち、頭領としての役割をになう人生になると言われます。

八白土星の人は、物理的にも精神的にも自己の領域を他人に侵されるのを嫌います。他人の思惑を気にかけないことを潔しとして、自分の考え方を守り、人の言動に惑わされることなく自分を貫きます。この自己の貫き方が生半可ではないため、世間をあっといわせる偉業をなし遂げて成功する場合もありますが、世間から変わり者と見られたり、厄介者と見られて倦厭される場合もあります。
そして、指導者的立場で他人に精神的影響を及ぼすことを望み、他人の教育や指導に熱心になるので、周囲に人を従えて頭領として活躍する人が多くみられる星です。自分の個性を強烈に打ち出しながら、自分の仲間をつくっていきます。

ただし、周りの者から一目置かれたいがために、自己顕示欲が強くなりすぎて、「虎の衣を借る狐」にならないよう気をつけましょう。謙虚さが成功の鍵です。
また、この星の人は、保守的な面を強くもっているため、先達の事業をを受け継いだうえで、さらにその事業を拡大するしていく傾向にあります。血縁・親族との縁が深く、親が始めたことを何らかの形で引き継いで守っていくことになるといわれます。

性格

八白の人は、自分の意思を明確にもっており、一途に自分のペースを守ります。体裁を作るのを好まず、頑固に自分のスタイルを貫こうとします。

一見人当たりがよく見えても実は気難しかったりする反面、愛想が悪いからといって思いやりがないわけではなく、あくまでも自分を主体として行動していきます。特に情は深いほうで、信じた人、気に入った人に対しては誠実で、心底一生懸命になるのですが、その気持の表現方法が自分本位のため、相手に理解されずに損をしがちです。他人が当然に自分の気持ちを理解してくれるものだと思い込んだり、世間から認められないよう振る舞いでも自分で納得できるのならかまわないといった考えでいると、次第に世間から無視されていってしまいます。自己主張をするにしても、相手の気持ちを汲んだ細やかな心遣いを心がけましょう。
また、人前では大胆な行動をとりたがりますが、実は臆病で、自尊心が傷つくことを恐れて積極的な行動にでることができなかったり、ここ一番というときに行動が遅くて失敗したりします。変化に乗り遅れないことと勇気が肝心です。

相性

祐気 生気
  • 九紫火星
退気
  • 六白金星
  • 七赤金星
和気
  • 二黒土星
剋気 殺気
  • 一白水星
死気
  • 三碧木星
  • 四緑木星
  • 生気:あなたが助けられる関係
  • 退気:あなたが助ける関係
  • 和気:平穏無事な関係
  • 殺気:あなたがいじめる関係
  • 殺気:あなたがいじめられる関係

この相性判断は、あなたの生まれ年を司る本命星から決める相性で、大雑把な目安にすぎません。

月命星および傾斜宮による判断を加味し、あなたと相手との関係(職場の上司と部下、同僚、友人、恋人、家族など)、あなたと相手の運勢(仕事運、上司運、部下運、恋愛運、家庭運など)を総合的に鑑定することによって、より細やかに判断することができます。

 

また、相性判断は、相手とより良い関係を築く対処法を探るための手段のひとつです。相性が悪いからといって交際を避けるのではなく、相性が悪い相手と仲良くする方法を見つけましょう。